保険診療と自由診療

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自営業者やフリーランサーのための医療保険

「会社に縛られずに働きたい!」、そんな自営業者やフリーランサーが増えています。IT業界や著作業などさまざまですが、会社に属していないということは国民健康保険に加入しなければいけません。さらに会社員と比べると、将来的に収入が不安定になる可能性もあることから、民間の医療保険などを賢く利用することが大切です。


アーティストだけが入れる保険とは?

フリーランサーにとって、国保は悩みのタネとなることがあります。前年度の所得で計算されるため、今年度の収入と見合っていないことも多々ありますし、業績が良くなればなるほど額も跳ね上がっていきます。保険料のみならず住民税も同じです。人によっては、そのために個人事業主をやめて会社設立を考える人もいるほどです。

職種によりますが、イラストレーターやWebデザイナー、コピーライターや音楽に関わる仕事など、美術的・芸術的要素の強い仕事の場合は、「文芸美術国民健康保険組合」に加入できる場合があります。組合に加盟する団体に所属することが条件となりますが、収入に関わらず一定の保険料ですし、家族も一緒に加入することが可能です。

平成25年度の保険料を見ると、組合員1人につき月額15,100円で、家族は7,300円となります。また人間ドックを年に一度、割引価格で受けられる特典もついています。加盟団体は数多くありますので、ぜひ一度調べてみましょう。


死亡保障と収入保障を厚めに

他にも自営業やフリーランスで心配なのは、何らかの病気や事故などで収入が途絶えた時の補償です。国保には「傷病手当金」がないため、賃金の補償をしてくれるシステムがありません。そのため、民間の医療保険で医療保障を充実させておくことが大切です。入院中や自宅療養中に、ある程度十分な保険料を支給してもらえる保険に入っておくと安心でしょう。

また配偶者や子供のいる場合は、死亡保障も考えなくてはいけません。国保では、遺族基礎年金のみとなっており、残せる額が会社員よりもかなり少なくなってしまいます。最低でも1,000万円くらいの保障のついたプランを選ぶと、万一の際に安心です。

その他、月々の医療費が高額になった時に助かる「高額療養費制度」は、会社員と同じように活用できます。自己責任の大きい自営業やフリーランスでは、加入している保険の内容をきちんと見直すことが大切といえるでしょう。