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今話題のジェネリック医薬品とは?

日本でもよく見かけるようになった、ジェネリック医薬品。特許の切れた薬と、同じ成分を同じ量だけ配合した「後発医薬品」ですが、その効果は先発医薬品とほぼ同等と考えられています。
何といっても値段が安いのが魅力です。特に保険適用外の薬は患者の負担が大きいため、ジェネリックの登場は大きな助けとなることでしょう。
参考サイト⇒ジェネリック医薬品の正しい理解【浜松町第一クリニック】


ジェネリック医薬品が安い理由

薬の成分名のことを英語でgeneric name といいます。先発薬と同じ有効成分を、同じ量だけ配合していることから、後発薬のことを「ジェネリック医薬品」と呼ぶようになりました。

薬は発売されてから約6年後、もしくは特定の年月で特許が切れます。すると、その有効成分や製造方法などは人類共有の財産となり、各会社が自由に医薬品を製造できるようになります。そうして販売されているのがジェネリック医薬品です。

通常、薬の開発には莫大な費用がかかりますが、ジェネリックは先発薬にならうことから費用を削減することができ、約3~7割の値段で購入できるのがメリットです。患者自身の経済的負担を減らせるのはもちろん、国の医療保険財政にとっても大きなコスト削減が期待されています。

しかし日本は海外と比べるとまだジェネリック後進国であり、平成23年の統計では約2割というシェアにとどまっています。


自由診療処方の薬をお得に!

ジェネリック医薬品は、先発薬ですでに安全性や有効性が確認されているため、新たな臨床試験を大幅にカットすることができます。しかしこのことが、一部の医師がジェネリックに懐疑的になる理由であるのも事実です。

また有効成分とその含有量は同じであっても、その他の添加物や製法は微妙に異なるため、薬の効き目などに差が生じることもあります。 つまりジェネリックと先発薬はまったく同じ薬ではない、という認識をもつことが大切です。

もちろん安全性は高いのですが、日本ではまだ「安い=品質が悪い」というイメージが強いほか、ジェネリックに否定的な医師が多いこともあって、普及が進んでいない状況です。またアメリカなどと異なり、国民の保険制度が充実しているため「より安い薬を」という意識がそれほど高くないのも一因かもしれません。

しかしジェネリックのメリットを大いに享受できるのは、おそらく保険適用外の薬ではないでしょうか?治療と同様、薬にも保険適用のものと、全額自己負担のものがあります。たとえば男性の脱毛症を改善するプロペシアやED治療薬のバイアグラなどは保険が使えないため、1錠でも数百円~千円単位の値段となっています。しかし特許が切れてジェネリックの発売が開始されれば約半額ほどで購入できるかもしれません。

少しでも安く買おうと、ネットで危険度の高い個人輸入をする人も多いため、今後こういった薬のジェネリック品も普及していくことが期待されます。