保険診療と自由診療

民間医療保険の種類

公的な医療保険が適用されても、治療や手術によっては費用が数百万円など高額になる場合もあります。また先進医療では保険自体が適用されないことも。
さらに長期間入院をすると入院費用もかさみ、経済的に大きな負担がかかります。そんな万が一の時のために備えをできるのが「民間医療保険」です。


民間医療保険の種類

日本国内ではさまざまな保険会社や組合が、医療保険を商品として販売しています。たとえば以下のようなものが代表的です。

1.総合医療保険
病気やケガなどでの入院、または手術をした際に給付金を受け取ることができます。

2.がん保険
がん治療や入院、手術を受けた時のための保険です。

3.傷害保険
万一の事故でケガをした場合に保険金が支払われます。

4.所得補償保険
病気やケガによる入院などで仕事ができなくなった際に、収入を補償してもらえる保険です。

上記のほか、3大疾病(がん・脳卒中・急性心筋梗塞)に備えるための保険や、乳がんや子宮がんなど女性を対象とした保険、死亡保障のついたプランもあります。
また公的保険が適用されない先進医療に対しても保障してもらえるかどうかは、プランによって異なります。「先進医療保障付き」となっているかどうかをチェックしましょう。


誰でも加入できるわけではない

民間医療保険ではそれぞれの会社の規定によって、支払われる金額や対象となる疾病が異なりますので、自分にもっとも合った商品を選ぶことが大切です。入院では何日目から何日目まで保障されるのか、通院にも給付金は出るのかなど、しっかりと確認する必要があります。

保険プランによっては、一定期間保険を使わなかった場合、「ボーナス」という形でお金が一部払い戻される点も、公的保険とは異なるところです。ただし毎月の保険料は「掛け捨て」タイプのほうが低いのが通常ですので、メリットとデメリットをよく検討しましょう。

また民間医療保険は、公的保険と異なり誰でも加入できるわけではない点もポイントです。保険会社も企業ですから、できれば保険料だけ支払ってもらえて、保険適用となる可能性が低い人の方が利益は高くなります。そのため持病があったり、年齢が高すぎたりすると、加入できない保険商品も存在するのです。

ただし最近では一定条件を満たせば、持病のある人や高齢者でも安く加入できる保険商品が続々と登場していますので、民間医療保険は選び放題の時代になったといえそうです。